2019年12月8日日曜日

劇場をまさかの”はしご”しました

一晩1本の予定で、こちらに来る前にオンラインで、めぼしい劇場のチケットを購入していましたが、出発前日に確認してみると、なんと12/7が2枚あるではありませんか(!)

慎重に購入したはずなのですが、ポーランド語と英語のサイト、場所と時間の確認などでミスしてしまったみたいです。

日付の変更やキャンセルできるかなど、調べてみましたが、どれも不可みたいで、しょうがないので、どちらか一方を捨てて、改めて別の日付で取るしかないかと見てみると、どちらもすでに満席で空きが全くありません。ここはただひとつをあきらめるしかないかと、がっかりしていたのですが、上演開始時間に1時間の時差があることに気が付きました。

あわてて二つの劇場の距離を調べ、そんなに離れていないことがわかりましたので、最初のプログラムを途中退席して、次の劇場に行けるかを検討しました。

でもコンサートの途中で退席などしてよいのか? または、開演後に遅れて入場して入れてくれるものなのか? 劇場間の移動は計画したようにうまくいくのか? などど不安はぬぐい切れませんが・・・・一晩で2倍楽しめる ほうの期待がまさり実行しました。

まずは6時開演の

Filharmonia Narodowa へ30分前に入場しました。

国立交響楽団ホールともいうべきでしょうか。

どんどん人が集まってきています。

派手さはありませんが、重みがある作りです。

コートを預かるクロークが通路の両側を埋めます。
わたしは途中退席ダッシュに備えて、コートを小脇に抱えて
中に入ります(笑)

バーや喫茶が開かれみな思い思いに楽しんでします。

正面のパイプオルガンが豪華さを醸し出します。
もちろん今回はあの丸くて巨大なショパンの
エンブレムは掲げられていません。

前から奥をみたところ

団員のかたが自分のタイミングで席について
音出しをしています

さすが Warsaw Philharmonic Orchestra の本拠地で荘厳です。

オフィシャルからの画像
あたりまえですが、ここの同じ人たちが演奏していました。

この場所はショパンコンクールの会場になるところで、あの ピアノの森 で何度も描かれていたので関心がありました。 実際中に入ると想像していたよりは、こじんまりとしてびっくりしました。ステージと客席が近いです。

自分の席は一番前列のしかも真ん中だったので、団員のかたで握手できそうです。
ただ高さがあるので、奥の演奏者は見えません(笑)
好んで選んだわけではなく、この席しか安めのシートが取れませんでした。

演目は3部構成になっていて、2部が終わったところに休憩があるので、その時に退席予定です。3部目の リヒャルト シュトラウスの「英雄の生涯」は、聞きたかったのですが、あきらめました。(涙)

予定では、演奏時間から計算して6:45で2部が終わる予定と見ていましたが、2部のバイオリン コンチェルトが有名なバイオリニストを迎えての演奏でしたので、何度も拍手とあいさつがあり、アンコール演奏があったので、終了時は7時を過ぎてしまいました。

演奏は素人のわたしからみたら(みても かな)、とてもみな素晴らしいものでした。
指揮者の迫力も伝わってきました。(演奏中に指揮棒が席の横に飛んできました。近くの紳士が後から拾って返していました。)

クラシックコンサートを聴くのは、高校生の時 会津の市民会館(風雅堂ではなく)で聴いた新日本交響楽団以来です。(その時は期待外れでがっかりした記憶があります。会津の学生相手の公演なので、手を抜いているかはたまた補欠メンバーが来てるのかなあ と思った記憶があります。 会場の音響的な作りの問題もあるかも)

グーグル地図のナビにより、次の劇場まで急いだのですが、小雨降り足痛いであまり速くは歩けません。それでもなんとか開演の7時から20分遅れで到着。



ここは、ワルシャワ大劇場 Opera Narodowa 
国立オペラ劇場です。オペラを鑑賞するには生まれて初めてです。


かなりの大きさです。
到着時、二人組のご婦人方が入っていくのが見えて、勇気をもらって入場しました。
今回の席は2階席なので、そちらに向かうと係の方に、近くの別の席に案内され、休憩時に自分の席に移動するように案内されました。ありがとうございます。

会場への扉が2重になっているので、中に音と明かりが漏れるのをふさいでいるのですね。
それでも近くの方にとっては迷惑きまわりないです。失礼しました。
休憩時明るくなってから様子が分かった
最初に案内された席

2、3,4階席はかなり細かくブースが区切られていて、
カップルや家族でボックスを確保して座っているようです。

天井も ん~なんだろう すごいです。

オペラの演目は Madama Butterfly そう「蝶々夫人」です。
だったので、言葉分からずもストーリーがある程度わかっていたので楽しめました。
歌詞はもちろんプッチーニなのでイタリア語でステージ一番上に電光表示でポーランド語の訳語が出ていました。

いずれてしてもわかりませんので、ときどき、「ナガサキ」「スズキ」「ヤマドリ」が聞こえてきて親しみを覚えました。(笑)

ただ歌はことばがわからなくても響きますね。

ときどき入れ替わる舞台背景の演出のなかに、「命」「死」とか「名誉ある○○」などなど
漢字の羅列みたいのが出てきて興味深かったです。それを見てこちらの人はどう感じているのでしょうか。(見た限り日本人、というよう東洋人はわたしひとりでした。)

休憩時 カジュアルな人もちらほら 逆に浮いています。

みな着飾っていて会話を楽しんでいます。

シャンデリアも豪華さに貢献してます
終演時間は10:30頃でした。
それから、小雨とは言えないぐらい強くなってきた雨の中を、メトロとバスを乗り継いで、ホテルに戻ってきたのは11時を優に過ぎてました。


コンサートははしごするものではありませんね。ゆったり余裕を持って楽しむものですね。

今日のホテル。チェックイン時に撮ったホテルの外観

レセプションの様子。 シェラトン系のホテル

この旅 いちばん豪華な?ホテル

テレビも大きめです。
スポーツ番組を見ていたら、スキーのノルディックとか
バイアスロンとかスキークロスとかでした。
日本ではオリンピック以外放映されないような番組です。

1 件のコメント:

  1. さすが、ショパン生誕の地‼️春日八郎とはスケールが違う。

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