2025年12月8日月曜日

インドで思うこと めがね

前回のインド旅行が正確に何年前だったのか確認していませんが、まだ自分が黄色のネイキッドに乗っていた頃なので15年くらい前でしょうか。 成田空港近くの民間駐車場に置いてから旅行しました。台湾経由だったかな?


成田 2012年ですね

その時はデリー空港に降りて、いわゆるゴールデントライアングルを周遊したのですが、インターネットもやっと普及し始めたばかりの頃でしたので、何をするのもたいへんでした。当然グーグルマップもなく、配車サービスなどもなく、移動するだけでも一苦労でした。

その旅行の時にカメラで写真をかなり撮った覚えがあるのですが、なぜか旅後半のものがどこにも見つからない。どこかのPCかハードディスクに保存したはずと見つからなくてもどこか安心していたのですが、今回出発前に思いつくあらゆるところを探したのに見つかりませんでした。 ですから記憶の中だけのシーンも多いです。クラウドも浸透していなかったので・・・・もうどこにもない・・・・あきらめました。

その中の写真にあったはずなのですが、その旅行中にインドで眼鏡を作りました。インドだからきっと安いと見込んで。頭にターバンを巻いた(シーク教徒?)の店主の小さな眼鏡店で、当時自分は見たこともなかったipadを使って、遠近両用メガネの特徴を説明してくれましたっけ。

そしてそこで大枚を叩いて(?)作ってもらいました。 インドなら安くメガネが作れるはずと思っていたのですが、結構高かった。 レンズはニコン製、フレームは韓国製、偏光レンズのコーティングはUSA製という、なぜこれをインドで手に入れようとしているのかいささか疑問ではありましたが、とにかくこれを購入。そして料金を支払ったのはいいのですが、仕上がりが帰国日までには間に合わないとことで、キャンセルするかどうか悩んだ挙句に腹をくくって後日送ってもらうことに。

さんざん騙そうとする人たちに毎日のように接していたので、帰国してから1週間以上経っても届かなかったときには、一瞬その店主さんを疑ってしまいましたが、それからしばらくして確か2週間後ぐらいに小さな箱に手書きで我が家の住所が書かれたものが、しかも番地等の数字は間違っていましたが、届いたときは「感動」しました。

手作りの箱に手書きで届きました
電話番号も間違ってます

と長々とメガネの思い出を書きましたが、これが質からいって自分の持っている一番いい眼鏡でして、見え方もよく、いざというときの頼りにしているものだったので、今回の旅行にも使用していたのですが、まさかのどこかに紛失してしまいました。気づいた時にはかなりショック。

めがね無くしました おそらく亡くしました!

どこからなくなっているのか記憶がなく、予想できるところとして2日前に泊まったホテルかなと思い調べて電話をかけてみたとこ「現在使われていません」のアナウンス。
メールアドレスがわかったのでメールをしてみたけど、一向に返信がない。まあこんなことは予想の範疇ではありますが・・・。

自分にとっては、パスポート→スマホ→メガネ といったぐらいに旅の必需品としては大切なものなのです。
 
では、今はどうしているかということですが、念のため持ってきていた別のメガネがあるので実のところそれほど困ってはいません。メガネはかなり大切なので、無くしたり壊れたりしたときのために別のものを持ってきているわけで、それで今回は難を逃れたわけですが・・・・、そもそもその別のメガネをその時はかけていたので、先ほどから書いているメガネがなくなっていてもわからかったわけで・・・考え方によっては代わりのメガネを持たずに来たら、いつも掛けているわけでそうなるとおそらくこのような紛失はなかったわけにはなるわけで・・・。 パラドックス?

 インドで作ったメガネをインドで無くす。 土から作られて土に帰るみたいな。

そういえば前回のインド旅行では腕時計も人ごみの中でもみくちゃにされたときに外れて旅の途中でなくして、その後苦労したことを思い出します。

そういえば少し前の国内旅行の時は列車の中に帽子を置き忘れて無くしているし・・・。

でもペルー旅行のときに道端で拾った帽子を持ち帰り今も愛用しているし・・・

あとどこの国かは忘れましたが、雨の道端で拾ったエコバッグも今も活躍しているし・・・

  持ちつ持たれつ か 違うかな?

それで今掛けているセカンドのメガネはリサイクルショップで200円ぐらいで買ったもので、誰の目にあっているかわからない度数のメガネだし・・・。 でもかけ心地は悪くはない。

そういえば、今回の旅行中スマホをラウンジに置き忘れたけど戻ってきたことを書きましたが、インド二日目のホテルでは、チェックイン時にIDとして手渡したパスポートをその場で返してもらうのを忘れて、後からスタッフが部屋まで持ってきてくれて、その時初めて置いてきたことに気が付いたこともありました。(これはまあまあの頻度であります。あぶないあぶない)

そういえば、今回の旅をずっとさかのぼって出発前の東京の駅のトイレに、折り畳み傘を棚にのせたまま忘れて、しばらくしてから気が付いて、あわてて戻ったところまだそこのあったことも思い出します。

よく忘れ物しますねェ。


インドで眼鏡をかけている人は全体的にかなり少ないです。
かけている人は大体黒縁の太い、いわゆる映画やメディアで現れる“インド人らしい”メガネをかけています。男性も女性も。子供もお年寄りも。


通りで見かける眼鏡屋や新聞の宣伝では、盛んにチタン製が強調されてはいますが・・・



=====後日談=======================

メガネ見つかりました!

帰国する日に、時間があったので電話もメールも返答がない例のホテルに直接寄ってみました。かなり空港までは遠回りにはなりますが、もしそこにあったとしたらこのぐらいの手間はたいしたことはないかと思いつつ。

Autoでホテル前に着くと、なんだか懐かしい(?)。毎日いろいろな新しいものに出くわすので、ここを去ったのも随分前だったような感覚です。ホテル前の建設工事も今日もやってるなあなどど考えながら、ロビーに入ると・・・

自分が滞在時には一度も見かけなかった顔のスタッフがいました。
事情を説明して保管してありませんかねえ と聞くとあちこち探し始めてくれて、おそらく掃除のスタッフに電話をしてくれたりしていましたが・・・ 後ろにある棚から見覚えのあるメガネケースを取り出してくれるではありませんか。中にはちゃんとメガネが収まっていました。 

よかったあ~!

何度も感謝を述べていると、机の引き出しを開けて、そこにある腕時計やらアクセサリーやら無造作に置かれているのを見せて、「うちは何カ月でもこのように保管している」と自慢げに。
それならなぜ自分が2度も送ったメールには返信してくれなかったの? などど少し思ってはしますのですが、とにかく戻ってきたのでいうことなしです。感謝です。

ロビーを出てホテルの入り口の外のベンチで、さてここからどう移動するかを検討していると、別のホテルの(おそらく)偉いスタッフが出てきて、「それはあなたのメガネでしたか、よかったよかった」などと言ってともによろこんでくれました。こっちもなんだかうれしい気分に。 (そう思うならメールの返信欲しかったな などとまた思ってしますのですが、たぶんきっとまだ見てなかったんですよね) 感謝です。



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